教室設立のあらまし
幼少期は言葉や表現を覚える大切な時期ですが、ルクセンブルクは小さな国なので、子どもたちへの日本語教育の選択肢が限られています。ルクセンブルク近隣諸国に住む保護者の方から、日本語維持に関する悩みや不安を耳にすることが多く、私たち自身も、自分の子どもが家庭以外で日本の文化について学んだり、他の子どもたちと日常的に日本語を使ったりする場がないかと考えてきました。
そこで、2017年1月、当時3歳の子どもたち4人を対象に「日本語文化教室」のボランティアを始め、月1回2時間という限られた時間の中で、季節に合わせた行事や日本の文化を学んだり、日本の幼稚園で行われているような行事に関する製作をしたり、季節の歌や絵本、ひらがなを少しずつ学ぶ場所を作りました。
また、毎年7月は家族参加行事として、夏祭りで縁日のようなゲームをしたり、盆踊りを踊ったり、昨年は「親子うどん教室」を開催し「原料から製品へ」というテーマで、自分たちで小麦粉からうどんを作って、試食しました。
小さな活動ではありましたが、初期と比べると子どもたちに大きな変化があり、保護者の方からも熱いご声援をいただきました。
この度、この活動をより多くの方と共有し、同じ悩みを持つ方へのサポートの場を作りたいと思い、27回続いた「日本語文化教室」のボランティア活動を終了し、KODOMO S.à r.l.-S社設立後、弊社が主宰する日本語教室として ”日本語空間「わらく」- walack – ”が誕生いたしました。
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